「弁護士事務所を開業したいけれど、初期費用が高くて踏み出せない」
「依頼者のプライバシーを守れる環境を確保できるか不安」
といったうお悩みはありませんか?
レンタルオフィスを利用すれば、初期費用を抑えつつ、セキュリティが整った環境で弁護士事務所を開業できます。
しかし、電話や会話が漏れる、事件記録が第三者に閲覧される、郵便物の取り間違いが起こるなどのリスクも考慮しなければなりません。
そこで、この記事では、弁護士がレンタルオフィスで事務所を開業する際のメリットや注意点、選ぶ際のポイントを解説します。
「コストを抑えて弁護士事務所を開業したい」「依頼者のプライバシーを守りながら、便利な立地で開業したい」という方は、ぜひ最後までご一読ください。
1.レンタルオフィスで弁護士事務所を開業する”ぜひ”について
弁護士事務所をレンタルオフィスで開業することは可能ですが、慎重な検討が必要です。
弁護士は依頼者の極めてプライベートな情報を扱うため、秘密保持が最優先事項だからです。
弁護士法第23条と弁護士職務基本規程第23条で、守秘義務が法的・倫理的に定められていることを踏まえ、以下の点に特に注意しなければなりません。
- 執務室や打ち合わせ室での会話が他の利用者に聞こえない環境であること
- 郵便物の取り違いが起こらない仕組みになっていること
- 事件記録が第三者の目に触れる可能性がないこと
ただし、通常のレンタルオフィスでは、これらの条件を完全に満たすことが困難な場合もあります。
弁護士事務所の開業は可能ですが、利用するレンタルオフィスが守秘義務を徹底できる環境か見極めることが不可欠です。
2.レンタルオフィスを使って弁護士事務所を開業する5つのメリット
弁護士事務所をレンタルオフィスで開業する主なメリットは、以下の5つです。
- 初期費用を抑えられる
- セキュリティ面が安全である
- ビジネス一等地の場所で開業できる
- 受付や来客対応を任せられる
- オプションサービスが利用できる
レンタルオフィスで開業するかどうかの判断材料としてください。
メリット1.初期費用を抑えられる
弁護士事務所の開業時に懸念されるのが、初期費用の問題です。
通常の賃貸オフィスでは、敷金・礼金・内装工事費・通信回線工事費・オフィス家具やOA機器の購入費など、多額の初期投資を行わなければなりません。
一方、レンタルオフィスを利用すれば、以下のような理由で初期費用の多くを削減できます。
- 内装や基本設備が整っている
- 大規模工事が不要
- 高額備品の購入が不要
- 通信環境が整備済み
レンタルオフィスは、独立したての弁護士や小規模事務所の開設に特に適しています。
経済的な負担を抑えつつ、整った環境で弁護士事務所を開業できる選択肢と言えるでしょう。
メリット2.セキュリティ面が安全である
弁護士事務所にとって、セキュリティとプライバシー保護は極めて大切です。
以下のように、自宅開業と比較してレンタルオフィスの方が安心できる点は多いでしょう。
- 24時間体制のセキュリティシステム
- 厳重な入退室管理
- 機密性の高い書類や情報の安全な保管
- 住所利用や法人登記が可能なサービス(一部のオフィス)
ただし、全てのレンタルオフィスが同じ基準でセキュリティ対策を行っているわけではありません。
実際に見学して、セキュリティシステムの詳細や機密書類の保管方法などを確認することが大切です。
メリット3.ビジネス一等地の場所で開業できる
弁護士事務所の立地は、クライアントの獲得や事務所の信頼性に大きく影響します。
レンタルオフィスを利用すれば、ビジネス一等地へ比較的安価に事務所を構えることが可能です。
一等地に事務所を構えるメリットとして、以下の4つが挙げられるでしょう。
- 顧客や取引先からの信頼の獲得
- アクセスの良さによる潜在的クライアントの来訪促進
- ビジネスチャンスの拡大
- 他の専門家や企業との交流機会の増加
新しく開業する弁護士でも、一等地で開業することが可能となり、事務所の信頼性向上とビジネスチャンスの拡大を同時に実現できます。
メリット4.受付や来客対応を任せられる
レンタルオフィスの中には、専門の受付スタッフが常駐しているところもあるため、一人で開業する弁護士にとって心強いでしょう。
受付スタッフの主な役割は、以下の3つです。
- 来客の応対
- 電話対応
- 簡単な事務作業
受付や来客対応を任せることで、弁護士は本来の業務に集中でき、生産性を向上させられるでしょう。
また、プロの受付対応は事務所の印象を向上させ、クライアントからの信頼獲得にも寄与します。
入居を決める前には必ず見学を行い、スタッフの対応の質やオフィス全体の清潔感などを確認することが大切です。
メリット5.オプションサービスが利用できる
レンタルオフィスでは、弁護士事務所の運営に役立つさまざまなオプションサービスが利用できます。
主なオプションサービスとしては、以下のようなものがあります。
- 郵便物や宅配物の受取・発送代行
- 専用ロッカー
- 社名プレート利用
これらのサービスは、事務所運営の効率化に大きく貢献します。
必要なサービスだけを選ぶことで、コストを抑えて利便性を高めることも可能です。
オプションサービスを上手に活用することで、小規模な弁護士事務所でも、大規模事務所に匹敵する機能性と効率性を実現できるでしょう。
3.弁護士がレンタルオフィスで開業する前に知っておくべき注意点
レンタルオフィスで弁護士事務所を開業することは、コスト面や立地の観点から魅力的な選択肢です。
しかし、弁護士業務の特殊性を考えると、以下のような点には特に注意が必要でしょう。
- 他の利用者に電話や会話内容が聞こえない環境か
- 事件記録などを第三者に閲覧されないよう保管できるか
- 郵便物の取り違えが発生しない仕組みがあるか
- 事務所専用の電話・FAX番号を用意できるか
以下では、それぞれについて詳しく解説します。
注意点1.他の利用者に電話や会話内容が聞こえない環境か
弁護士業務では、依頼者との電話や会話の内容に守秘義務が課されます。
レンタルオフィスで開業する際に注意したいのが音漏れの問題です。
オープンスペースや薄い壁で区切られた個室では、機密性の高い会話が他の利用者に聞こえてしまう可能性があります。
- 天井や床とのすき間がない完全個室を選ぶ
- 防音性能が高い部屋を選ぶ
上記のような、打ち合わせ時の会話や電話での相談内容が外部に漏れない対策が必要です。
音漏れ対策が万全なレンタルオフィスを選ぶことで、安心して弁護士業務を行えるでしょう。
注意点2.事件記録などを第三者に閲覧されないよう保管できるか
弁護士業務では、依頼者の個人情報や事件に関する機密文書を扱います。
安全な保管場所の確保は、レンタルオフィスを選ぶ際の大切な判断基準です。
確認すべき点には、以下の3つが挙げられます。
- 鍵付きのキャビネットや金庫が利用できるか
- 個人で持ち込んだ保管庫の設置スペースはあるか
- 24時間監視カメラなどのセキュリティ設備が整っているか
保管場所の有無だけでなく、その安全性と管理体制が十分であるかを確認しましょう。
法的機密情報の漏えいは、弁護士業務に致命的な影響を与えます。
情報の保管体制については妥協せずに、最善の環境を選ぶことが大切です。
注意点3.郵便物の取り違えが発生しない仕組みがあるか
弁護士事務所には、裁判所から届く書類や依頼者からの大切な郵便物が届きます。
レンタルオフィスでは複数のテナントが同じ住所を使うため、郵便物の取り違えや紛失のリスクが高まる点に注意が必要です。
このようなリスクを抑えるには、以下のような管理体制が求められます。
- 各テナント専用のメールボックスの設置
- 専門スタッフによる郵便物の受け取りと配布
- 配達記録や署名が必要な郵便物についての管理体制
レンタルオフィス選びでは、郵便物を厳重に管理できるシステムが整っているか確認しましょう。
大切な書類の紛失や情報漏えいのリスクを減らすことで、安心して業務に集中することが可能です。
注意点4.事務所専用の電話・FAX番号を用意できるか
弁護士事務所にとって専用の連絡先を持つことは、業務の円滑な遂行と信頼性の確保に不可欠です。
専用の連絡先があると、以下のようなメリットがあります。
- プロのイメージを維持できること
- 依頼者との直接的なコミュニケーション手段を確保できること
- 機密情報を保護できること
他の利用者と共有の番号を使うと、情報の混同や漏えいのリスクが高まります。
専門性や信頼性を求められる弁護士業務において、共有番号の使用は望ましくありません。
レンタルオフィスで弁護士事務所を開設する際は、専用の電話・FAX番号が取得可能かどうかを必ず確認しましょう。
4.弁護士がレンタルオフィスを選ぶ際に見るべき4つのポイント
弁護士事務所をレンタルオフィスで開業する際に、特に注目すべき4つのポイントを詳しく解説します。
- 立地は便利な場所か
- 賃料が高すぎないか
- セキュリティが充実しているか
- サービスが充実しているか
それでは、具体的にどのような点に注目すべきか見ていきましょう。
ポイント1.立地は便利な場所か
弁護士事務所の立地は、信頼性と満足度に大きく影響します。
一等地のオフィスは対外的な信用を高め、専門性と安定性のアピールが可能です。
また、アクセスの良さは顧客と従業員双方の満足度を向上させる要因です。
このことから、立地選びには以下の点を考慮しましょう。
- 交通の利便性
- 周辺環境
- 将来の事業拡大の可能性
ただし、賃料と立地の良さはトレードオフの関係にあるため、事業計画と照らし合わせて最適なバランスを見出すことも重要です。
ポイント2.賃料が高すぎないか
レンタルオフィスの賃料は、事業における固定費の大きな割合を占めます。
賃料が高すぎると、マーケティングや人材採用などへの投資資金が減少し、事業の安定性や成長に悪影響を及ぼす可能性があります。
一方で、賃料を抑えすぎると、立地や設備面で妥協せざるを得なくなり、顧客獲得や業務効率に支障をきたす恐れがあるのも事実です。
現在の財務状況、また将来の成長予測のバランスを取りつつ、初期の運営コストを抑えて、将来のスケールアップに対応できる柔軟性を持つことが必要でしょう。
ポイント3.セキュリティが充実しているか
弁護士事務所にとって、セキュリティ体制は最重要項目の1つと言えます。
クライアントの機密情報を保護することは、業務の信頼性を維持する上で不可欠だからです。
まず、物理的なセキュリティとして、入退室管理システムや監視カメラの設置状況を確認しましょう。
24時間体制のセキュリティサービスがあれば、より安心です。
次に、情報セキュリティの観点から、Wi-Fi環境やネットワークのセキュリティレベルの確認も重要です。
暗号化された安全な通信環境が整っているかどうかを確認しましょう。
さらに、弁護士業務特有の要件として、相談室や会議室の防音性も重要です。
クライアントとの機密性の高い会話が外部に漏れないよう、十分な遮音性能を持つ空間があるかどうかをチェックしてください。
これらの要素が充実しているレンタルオフィスを選ぶことで、クライアントの信頼を獲得し、安心して業務に専念できる環境を整えられます。
ポイント4.サービスが充実しているか
レンタルオフィスの付帯サービスを上手く利用できれば、人員や資源が限られる独立したばかりの弁護士事務所でも業務効率を向上させられるでしょう。
主な付帯サービスとしては、以下が挙げられます。
- 事務代行(受付、電話対応)
- 会議室・応接室予約システム
- コピー・印刷サービス
- 法律関連書籍・資料のライブラリー
ポイントは、自身の事務所運営のニーズに合ったサービスを見極めることです。
過剰なサービスは不要なコストにつながる一方、必要なサービスが不足すると業務効率も同時に低下する可能性があります。
適切なサービスを選択することで本来の業務に集中できる環境を整え、効率的で生産性の高い事務所運営を実現させましょう。
5.大阪でおすすめの弁護士向けレンタルオフィス2選
弁護士事務所の開業を考えている方に、大阪でおすすめのレンタルオフィスを2つ紹介します。
- 大阪士業会館
- T4B北浜
立地や設備、サービス内容を比較しながら、ニーズに合ったオフィスを選びましょう。
(1)大阪士業会館
大阪士業会館は、弁護士などの専門家向けに設計されたレンタルオフィスです。
大阪駅前第4ビルという一等地に位置し、アクセスの良さが特徴です。
またアクセスが良いこと以外にも、以下のような特徴が挙げられます。
- 完全個室での業務が可能
- 機密性の高い会話や書類の取り扱いに適した環境
- 強化されたセキュリティ
- ハイスピードWi-Fiや複合印刷機などの充実した設備
- 登記や秘書サービスなどの専門的サポート
- 集客支援や名刺・パンフレット制作などのマーケティングサポート
大阪士業会館は、弁護士業務に特化した環境と成長支援サービスを兼ね備えた、独立開業に最適なレンタルオフィスと言えます。
(2)T4B北浜
T4B北浜は、大阪の中心部である北浜駅・淀屋橋駅付近に位置するレンタルオフィスです。
歴史的な建物である生駒ビルヂングにあり、社会的信用を得やすい立地と言えます。
その他のオフィスの特徴は、以下のとおりです。
- 高機能ワークチェアや特注家具を配置
- 商談やミーティングに適した会議室完備
- 秘書サービス、インターネット、電話回線が基本サービスに含まれる
- オプションで電話代行サービスも利用可能
T4B北浜の魅力は、歴史的な建物の趣と最新設備の融合した空間です。
クライアントに好印象を与えつつ、効率的に業務を進められる環境が整っています。
「コンシェルジュオフィス」というコンセプトにより、単なる事務所としてではなく、ビジネスの成長をサポートしてくれる様々なサービスを受けられるでしょう。
6.弁護士事務所に適した設備があるOFFiTsも選択肢にいかがでしょうか?
弁護士事務所に適した設備があるOFFiTsも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?
OFFiTsは、弁護士業務が可能な設備やサービスを提供しており、初期費用を抑えつつ、業務を行えます。
OFFiTsの特徴は以下の3つです。
- 弁護士業務に必要な設備が整っている
- 固定電話の用意が可能
- テナント名板(看板)がビルのエントランスにある
特徴を踏まえて、ぜひ利用を検討してみてください。
特徴1.弁護士業務に必要な設備が整っている
OFFiTsは弁護士業務の特性を理解し、必要な設備を整えていることが特徴の1つです。
特に機密情報を安全に扱える環境が整備されています。
個室・フォンブース・ミーティングブースが備わっており、守秘義務を守りつつ効率的に業務を進めることが可能です。
例えば、個室では集中して書類作成や法律調査を行い、フォンブースでは他の利用者に会話内容を聞かれる心配なく電話相談に対応できます。
プライバシーと効率性を両立させた、弁護士業務に適した設計です。
特徴2.固定電話の用意が可能
OFFiTsでは、事務所専用の固定電話も設置できます。
クライアントとの連絡がスムーズになるほか、以下の点もメリットです。
項目 | 詳細 |
一貫性 | 常に同じ番号で連絡が可能 |
情報管理 | 他の利用者との混同リスクを排除できる |
通話品質 | 安定した通話が可能 |
信頼性 | 事業の安定性を示せる |
OFFiTsの固定電話サービスを使えば、弁護士事務所の専門性と信頼性を高め、クライアントとの円滑なコミュニケーションと適切な情報管理を実現できます。
特徴3.テナント名板(看板)がビルのエントランスにある
ビルのエントランスに設置するテナント名板(看板)は、弁護士事務所の運営に大きな利点をもたらします。
具体的にはクライアントや関係者の利便性が向上し、事務所の存在感と信頼性を高めることが可能です。
テナント名板(看板)の効果としては、他にも以下が挙げられます。
- 来訪者の迷いを防ぐ
- 事務所の安定性をアピール
- 新規クライアント獲得の可能性の向上
- 他の法律事務所との差別化
- 事務所のブランディングに貢献
- 認知度向上の機会創出
テナント名板(看板)は、クライアントの利便性向上、事務所の信頼性アップ、ブランディングという多面的な効果をもたらします。
7.弁護士事務所としての利用でOFFiTsがおすすめできない部分もあります
OFFiTsは多くの面で弁護士事務所の開業に適していますが、すべての面で完璧というわけではありません。
正直に申し上げると、いくつかの点で弁護士事務所としての利用に制限があることも事実です。
まず、1名個室が半個室のため、プライバシーを重視する弁護士業務には不向きな面もあります。
また、ビジネスマッチングを積極的に行っていないことを物足りないと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そのほか、有人の受付がないことや電話代行サービス、郵便物の転送サービスは提供していません。
付帯サービスを重視する方にとっては、OFFiTsの利用は最適とは言えないでしょう。
弁護士事務所をレンタルオフィスで開くなら設備とサービス内容は必ず確認
弁護士事務所をレンタルオフィスで開業することは、初期費用の抑制や立地の利便性確保など、多くのメリットがあります。
しかし、業務の特性上、セキュリティや機密性の確保が不可欠となるため、設備やサービス内容を慎重に確認することが重要です。
レンタルオフィス選びでは、個室の防音性・機密文書の保管場所・郵便物の管理システム・専用の電話・FAX回線が整っているかなどを中心に確認すると良いでしょう。
また、立地の便利さ・賃料の妥当性・セキュリティの充実度・そして各種サービスの内容も重要な判断基準となります。
弁護士事務所に適した設備があるOFFiTsもおすすめです。
OFFiTsは、立地・規模・価格・機能・サービスのすべてにおいて”ちょうどいい”バランスを追求したシェアオフィスです。
弁護士業務に必要な設備が整っており、固定電話も用意できます。
気になった方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。