「シェアオフィスを利用したいけれど、セキュリティ面が不安…」
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。
機密情報を扱う仕事や、顧客データを管理する業務では、情報漏えいのリスクは懸念事項です。
「他の利用者に情報を見られないか」「Wi-Fiは安全なのか」「個人情報の管理は大丈夫なのか」など、シェアオフィスを選ぶ際のセキュリティに関する疑問は尽きません。
この記事では、シェアオフィスのセキュリティ対策の現状や、安心して利用できるシェアオフィスの選び方、おすすめのセキュリティ対策が充実したシェアオフィスを紹介します。
セキュリティ面で不安を感じている方は、安心して働ける環境を見つけるための参考にしてみてください。
シェアオフィスのセキュリティ面は向上している

「シェアオフィス=セキュリティが甘い」というイメージを持っている方も多くいらっしゃるでしょう。
確かに以前は、単に机と椅子とWi-Fiを提供するだけの簡易的な施設も少なくありませんでした。
しかし近年では、法人利用や機密性の高い業務にも対応できるよう、セキュリティ面が強化されています。
具体的には、大手オフィス事業者を中心に、以下のような対策が一般化してきました。
- 監視カメラによる24時間監視
- ICカードや生体認証による入退室管理
- 暗号化通信に対応した業務用Wi-Fi
- 専用VPNの導入
- 防音設備の充実
さらに、ワークスタイリングのトリプルスター認証のような第三者評価制度も登場し、セキュリティレベルの可視化も進んでいます。
これにより、銀行や保険会社などセキュリティ要件の厳しい業種にも、シェアオフィスの利用が広がっているのです。
セキュリティの高いシェアオフィスの特徴4つ

シェアオフィスを選ぶ際は、以下の4つの特徴をチェックすることで、セキュリティの高さを確保できます。
- スタッフや警備員が常駐している
- 入退室管理が徹底されている
- ネットワークセキュリティが充実している
- 個室などにも鍵が設けられている
それぞれの特徴について、詳しく見ていきましょう。
特徴1.スタッフや警備員が常駐している
セキュリティの高いシェアオフィスでは、スタッフや警備員が常駐し、不審者の侵入や不正利用を防止しています。
万が一のトラブル(例:不審な人物の侵入、貴重品の紛失など)にもすぐに対応できる体制です。
また、女性の一人利用や夜間の利用においては、人の目があることで心理的な安心感も高まります。
「だれもいない空間で仕事をする」という不安がなくなるのは利点です。
加えて、来客対応や荷物の受け取りなども代行してくれるケースが多く、業務効率の面でもメリットがあります。
特徴2.入退室管理が徹底されている
セキュリティレベルの高いシェアオフィスでは、入退室管理も徹底しています。
- ICカード
- 顔認証システム
- QRコード
最新の施設では、上記のような方法で本人確認が行われ、入退室の履歴が自動的に記録・管理されています。
これにより、「だれが」「いつ」施設を利用したかが明確になり、不正利用の防止につながっているのです。
施設によっては、関係者以外が立ち入れないよう、エリアごとにセキュリティレベルをわけているところもあります。
例えば、共用スペースと個室エリアでアクセス権限をわけるなどの工夫です。
24時間利用可能なシェアオフィスでも、夜間は自動ロックシステムを導入し、登録利用者のみが入室できるよう設計されています。
これにより、無人時間帯でも高いセキュリティレベルを実現しているのです。
特徴3.ネットワークセキュリティが充実している
情報セキュリティの観点でもっとも重要なのが、ネットワークセキュリティです。
セキュリティレベルの高いシェアオフィスでは、フリーWi-Fiではなく、業務レベルの安全性を確保したネットワーク環境が整備されています。
具体的には、VPN対応、専用Wi-Fi、WPA2/WPA3による暗号化通信などです。
また、利用登録者のみがネットワークにアクセスできるよう、パスワード管理や端末認証も行われています。
セキュリティ対策の専門業者が監修している施設では、定期的なセキュリティ診断やファームウェアの更新なども実施されており、常に最新の脅威に対応できる体制です。
こうしたネットワークセキュリティは目に見えにくい部分ですが、情報漏えいリスクを左右する要素なので、オフィス選定時には必ずチェックしましょう。
特徴4.個室などにも鍵が設けられている
物理的なセキュリティとして見逃せないのが、個室やロッカーなどの施錠環境です。
例えば、完全個室タイプのシェアオフィスでは、部屋ごとに鍵が設けられており、不在時でも機密書類やPCなどを安全に保管できます。
また、オープンスペースを利用する場合でも専用ロッカーが用意され、貴重品や機密資料の保管場所として活用可能です。
さらに、鍵付きの電話ブースや会議室であれば、オンラインミーティングや機密性の高い商談を行う際にも安心感を得られます。
そのほか、内装面では、防音設備やパーティションの高さなども情報漏えい防止の観点から重要です。
視線を遮る高さのパーティションや、会話が漏れにくい防音設計は、セキュリティの基本と捉えるべきでしょう。
安心して仕事ができるセキュリティの高いシェアオフィス3選

ここからは、セキュリティ対策が充実したシェアオフィスを3つ紹介します。
いずれも、前述した4つのセキュリティをしっかりと備えており、安心して業務を行える環境です。
- OFFiTs
- ワークスタイリング
- リージャス
それぞれ特徴が異なりますので、ご自身の業務内容や利用スタイルに合わせて選んでみてください。
(1)OFFiTs
大阪の本町と淀屋橋に展開する「OFFiTs(オフィッツ)」は、セキュリティと使いやすさを両立したシェアオフィスです。
まず、セキュリティ面では、ICカードによる入退室管理システムと監視カメラを完備しています。
施設内の不審な動きを常時監視しているため、安全な環境で業務を行えるでしょう。
完全個室タイプのプライベートオフィスと、防音設計の会議室を備えており、機密性の高い業務にも対応可能です。
ネットワーク環境も充実しており、セキュリティ対策を施したWi-Fiを利用できます。
利用者間の端末通信を禁止する設定も行われており、ほかの利用者からのアクセスリスクも最小限です。
スタッフが常駐しているため、受付業務やトラブル対応など、さまざまなサポートが得られます。
「ちょうどいい」をコンセプトに、必要十分なセキュリティと快適さを両立したオフィスです。
>>【OFFiTs/オフィッツ公式】仕事に”ちょうどいい”大阪のシェアオフィスブランド
(2)ワークスタイリング
三井不動産が運営する「ワークスタイリング」は、法人専用の高セキュリティシェアオフィスです。
全国約550拠点という圧倒的なネットワークを持ち、どの拠点でも統一された高水準のセキュリティを提供しています。
セキュリティ面の特徴は、シェアオフィス業界で初めて取得した「ISMS・プライバシーマーク・ISO 27001の3つの認証」です。
これにより、顔認証システムによる入退室管理、暗号化Wi-Fi、サウンドマスキング(会話内容が聞き取りにくくなる音響システム)など、徹底した情報保護対策が施されています。
専用アプリを使った予約システムや、拠点ごとの利用状況の可視化など、管理面でも優れた機能が充実しているのが強みです。
企業の情報管理担当者も安心して社員に利用を許可できる環境と言えるでしょう。
(3)リージャス
世界120カ国以上、4,000拠点以上に展開する「リージャス」は、グローバル基準のセキュリティ設計を採用したシェアオフィスです。
常駐受付による入館管理、鍵付き個室、専用ネットワークなど、基本的な対策が万全に施されています。
個室タイプのプライベートオフィスは完全な独立空間となっており、機密性の高い業務にも対応可能です。
国内185拠点以上という豊富な拠点数を誇り、全国どこでも同じ基準のセキュリティが確保されているのも魅力でしょう。
出張先でも本社と同レベルのセキュリティ環境で業務ができるため、士業や外資系企業など、セキュリティ要件の厳しい業種も多く利用しています。
さらに、郵便物の受け取りや電話対応などの秘書サービスも充実しており、バーチャルオフィスとしての機能も万全です。
オフィスに不在の際も重要な連絡や書類を逃すことなく管理できるでしょう。
シェアオフィスのセキュリティに関するよくある質問

シェアオフィスのセキュリティについて、利用者からよく寄せられる質問とその回答を紹介します。
- シェアオフィスの入退室セキュリティは信頼できる?
- シェアオフィスでの情報漏えいのリスクとは?
- セキュリティの高いシェアオフィスを選ぶポイントは?
それぞれの質問について、詳しく見ていきましょう。
(1)シェアオフィスの入退室セキュリティは信頼できる?
多くの大手シェアオフィスの入退室セキュリティは十分に信頼できるレベルに達しています。
現在の主要なシェアオフィスでは、ICカードや顔認証、指紋認証などの最新技術を活用した入退室管理システムが導入されています。
このシステムは一般のオフィスビルと同等、あるいはそれ以上のセキュリティレベルです。
具体的には、入退室の履歴が電子的に記録・管理されています。
「だれが」「いつ」施設に出入りしたかが明確に記録されるため、不審な出入りやトラブルが発生した場合にも迅速に対処可能です。
また、多くの施設では無人時間帯のオートロックシステムや遠隔監視体制も整っており、24時間いつでも安全に利用できる環境が整備されています。
ただし、施設によってセキュリティレベルには差があるため、契約前に実際の入退室管理システムを確認することがおすすめです。
会員証の貸し借りを防止する仕組みや、紛失時の即時無効化対応などが整っているかは重要なチェックポイントでしょう。
(2)シェアオフィスでの情報漏えいのリスクとは?
シェアオフィスにおける主な情報漏えいリスクとしては、以下のようなものが考えられます。
- 暗号化されていないフリーWi-Fiを使用する場合、通信内容が盗聴される
- 同じネットワーク内の他の利用者から不正アクセスを受ける
- 会話の内容が周囲に聞こえる
- PCやスマホの画面がのぞき見される
このリスクに対する対策としては、VPNの使用や暗号化通信の徹底、個室や防音ブースの積極的な利用が効果的です。
のぞき見防止フィルターの使用や、離席時のPC画面ロックなど、自分が行える基本的な情報セキュリティ対策も重要と言えます。
業務用Wi-Fiの提供や、端末間通信の禁止設定、防音設備の充実したシェアオフィスであれば、一般的なオフィスと同等以上のセキュリティレベルを確保できるでしょう。
(3)セキュリティの高いシェアオフィスを選ぶポイントは?
セキュリティの高いシェアオフィスを選ぶ際は、以下の軸で比較検討することをおすすめします。
- ICカードや生体認証など、なりすましが困難な認証方式を採用しているか
- 入退室ログが適切に記録・管理されているか
- 暗号化通信(WPA2/WPA3)に対応しているか
- VPNの利用が可能か
- 端末間通信の禁止設定がされているか
- 機密性の高い業務に対応できる個室や、防音設備の整った会議室があるか
- セキュリティトラブルに即応できる体制が整っているか
セキュリティ認証(ISO 27001やトリプルスター認証など)の取得状況や、導入しているセキュリティ機器の種類・メーカーなども重要な判断材料となります。
また、実際に利用している人の声を聞くことで、公式情報だけではわからないセキュリティ上の懸念点を把握できるでしょう。
トラブル発生時の対応の迅速さや、セキュリティ意識の高さなどは、実際に見学してみないとわからない部分です。
最終的には、自社の業務内容や取り扱う情報の機密レベルに応じて、必要十分なセキュリティレベルのシェアオフィスを選ぶようにしましょう。
シェアオフィスのセキュリティ面に不安のある方は「OFFiTs」をご見学ください

シェアオフィスのセキュリティ面に不安を感じている方には、大阪の「OFFiTs(オフィッツ)」をぜひご検討ください。
OFFiTsでは、ICカードによる入退室管理、監視カメラによるセキュリティ監視、暗号化Wi-Fiなど、基本的なセキュリティ対策を万全に整えています。
完全個室タイプのプライベートオフィスも用意されており、機密性の高い業務にも安心して取り組める環境です。
「ちょうどいい」をコンセプトにしたOFFiTsは、過剰なセキュリティによる使いづらさもなく、必要十分なセキュリティと快適さのバランスを確保しています。
スタッフも常駐しているため、セキュリティ面での不安や疑問にもすぐに対応可能です。
大阪の本町・淀屋橋エリアで働く場所をお探しの方は、ぜひOFFiTsの見学にお越しください。
実際の設備やセキュリティ対策を確認していただくことで、安心してご利用いただけるはずです。
>>【OFFiTs/オフィッツ公式】仕事に”ちょうどいい”大阪のシェアオフィスブランド
まとめ
シェアオフィスのセキュリティは近年向上しており、適切な施設を選べば安心して業務を行えます。
重要なのは、入退室管理、ネットワークセキュリティ、個室の有無、スタッフの常駐という4つの要素です。
本記事で紹介した「OFFiTs」「ワークスタイリング」「リージャス」は、いずれもこの要素をバランスよく備えています。
業務内容や利用スタイルに合わせて、最適な施設を選ぶと良いでしょう。
セキュリティ面で不安を感じている方は、まずは見学に行くことをおすすめします。
実際に施設を見て、スタッフに質問することで、公式情報だけではわからない安心感を得られるでしょう。
大阪エリアでシェアオフィスをお探しの方は、「OFFiTs」の見学にぜひお越しください。
「ちょうどいい」をコンセプトにした使いやすさと、しっかりとしたセキュリティ対策の両立を実感いただけます。